空港でのフィルム手荷物X線検査
さて、とても抽象的な記事ばかりの当ブログ、今回はちょっとでも誰かのお役に立てたらなぁと思い、未現像のフィルムを飛行機の搭乗の際、避けては通れない手荷物検査について。
これまで約50本程のフィルムと、中でも数本は最大6回の手荷物検査を通した私自身の実績をシェアしたい。
まず、私も初めて飛行機でフィルムを持ち運ぶ際、荷物検査のX線が心配で知り合いのフォトグラファーなどに聞いたり、ネット上で情報収集をしていましたが、ほぼよく見かけるものは機内持ち込み検査の手荷物X線検査機にて、ISO1600以下なら大丈夫という記事。
これも厳密には人伝えやネット上の情報なのでどの程度のものか不安が残る。中でも一番信頼できるFujifilmの情報によると、検査機の保安上の理由から各フィルムメーカーも保安検査機の情報を得る事が出来ず、厳密な数値などについては発表できないようであるが、フィルムメーカーによると、手荷物用X線検査機についてはほとんどのフィルムでは大丈夫という実績と文末に書かれている。
さて、これじゃあ少し不安が残るという方、少しでもリスクを減らして安心したい方、いくつか方法があるので紹介したい。
1、目視、または手検査を依頼する。
幸い成田空港では、自分から申し出ればフィルムの手検査を行ってくれるようだ。
優しい〜
国内なら言葉も通じるし、成田空港で受け付けてくれるのなら、他の日本国内でも丁寧にお願いすれば、目視なり手検査をしてくれるのではないだろうか。
さて問題は海外。
他の方の記事や情報などによると海外でも、ハンドチェック(手検査)をお願いすれば空港の方針や検査官によってはやってくれるようですが(もはや運?)正直、私は最もセキュリティーチェックが厳しいと言われる北米路線(カナダ、アメリカ)をよく利用するので、英語が話せても、もし揉めた場合が面倒くさいので申し出た事はない。
運試しをしたい方はこちらの英語でどうぞ笑
まぁまぁ丁寧にさくっと言う場合
Could you do hand check please? They are films for cameras.
もしくはとても丁寧にお願いする場合
Would you be possibly able to do hand check please? They are my memorable films.
私に関して去年、カナダー日本ーオーストラリアーマレーシアー香港ーマレーシアーオーストラリア、と冒頭で述べた最大6回、ハンドチェックなしで未現像フィルム(全てISO400)を手荷物検査機に通し、晴れてオーストラリアにて現像したが少しの感光もなかった。
英語も不安だし、心配でしょうがないという方、こういうのもあるようだ。値段が高いので私は使用した事がないが、心配な方、何もやらないよりやってみる価値もあるのではないだろうか。
フィルムを飛行機での移動の際に持参する場合、プルーフバッグを使用するのが最も確実そうだが、結論として私の経験からISO400程度のフィルムなら、そんなに神経質にならなくても大丈夫のように思う。
最後にこちらの記事は私の事実に基づいた経験ですが、空港によって使用している検査機も様々、一概には言えないのが実情であり、フィルムを飛行機で運ぶ際、自分の判断で納得いく方法で行っていただきたい。
Happy shooting♩